2026年5月1日、多摩川駅近くで「多摩川.dev #1」を開催しました。
mokumokutamagawa.connpass.com
多摩川.devとは?
まず最初に多摩川.devについて整理しようかなと思います。
「多摩川.dev」は、多摩川周辺のエンジニアが気軽に集まれる場を作りたい、という思いから始めました。
多摩川.devで大事にしていること
このイベントで特に大事にしているのは2つです。
① 技術の垣根を越える
いろんなコミュニティに参加して感じたのは、
「コミュニティが変わると知ってる人がゼロになる」
ということでした。
だからこそ、多摩川.devではフロントエンド、バックエンド、インフラ、デザイナー、PM、言語や技術領域に関係なく、「初めて会う人とつながれる場」を目指しています。
② フィードバックでコミュニケーション
もう一つは「フィードバック文化」です。
登壇者ファーストで、 「話してよかった」と思える場にしたいと考えています。
上記の詳しいお話は、最初のオープニングでお話させていただきました。
より詳しく知りたい人は下記のスライドをご確認ください!
speakerdeck.com
お菓子:大黒堂
今回はちょっとしたプレゼントとして 鮎焼きを用意しました。
地元で有名なお菓子屋さんの多摩川らしいお菓子です。
大黒堂の鮎焼き
LT
今回7人もの方にLTをしていただきました。
各LTを聞いて印象に残ったことや聞いたうえで考えたことを書きつつ、ご紹介していきます。
1人目:幡ヶ谷亭直吉さん「フィードバックは贈り物」
speakerdeck.com
幡ヶ谷亭直吉さんからはフィードバックを通して、アウトプットをしていくことの素晴らしさを発表していただきました。
特に、コウモリが互いの位置を知るために超音波を発する「エコロケーション」を例に、自分のやりたいことを世にアウトプットしていくことで視野や考えなどが広がっていくのはとても共感できました。
事実、今回の多摩川.devも、1年ほど前から自分が「やりたい」と話し続けていた中で生まれたものです。
お話の内容に共感できるところが多く、アウトプットしていくことの重要性を強く実感しました。
改めて、多摩川.devではこのようなエコロケーションによって皆様の可能性が広がる、そんな場にしていきたいなと考えさせられた発表でした。
2人目:フクイさん「タマの旅〜The Beautiful Tama River」
フクイさんからはキノの旅をオマージュした形のタイトルで、多摩川流域にあるITコミュニティの紹介をしていただきました。
発表されたコミュニティの中でいくつかは知っていたものの、LINEグループで交流されている「狛江IT部」さんがあったり、AEONさんの映画館を借りてLTを行う「シネマ de LT」を新たに知ることが出来ました。
その話を聞いて、狛江IT部さんのLINEグループに参加してみたので、今後イベントがあったらそちらにも顔を出して行きたいです!
また、LT内ではないですが、フクイさんから多摩川サミットと銘打って大規模なイベントをやりたいとのお話も聞きました。
多摩川流域全体でコミュニティの活性化につながる動きはとてもワクワクしますし、また、色んな人のやりたいことを話せる場を作りたいと自分が思っていたこととも重なりました。
自分が作りたかった「いろいろな人のやりたいことが自然に話される場」に少し近づけたと感じました。
3人目:小泉岳人さん「多摩川とセレンディピティ」
www.docswell.com
小泉岳人さんからはセレンディピティについてのお話をしていただきました。
前提として、セレンディピティの意味についてですが、「思いがけない発見や偶然の能力」、「価値あるものを偶然見つける能力」とのことです。(スライドから抜粋)
セレンディピティに似た言葉で偶発的計画性理論という言葉をよく目にしますが、似たニュアンスを持つ英単語があるのを知れました。
自分自身、思い返してみるとセレンディピティを感じるシーンや場面が多かったなと感じています。
発表の中で、セレンディピティを高めるために「偶然 × 洞察 × 行動」とありました。
セレンディピティを高めるために(スライド抜粋)
振り返ってみると、セレンディピティを感じる場面が多かった背景には、自分なりに行動量を積み重ねてきたことがあったのだと思います。
行動量が今までのものを支えているのだと実感した一方で、洞察力がもっとあればまた違った出会いがあったのかもと思います。
せっかくの次に繋がる機会があっても、それを逃しては損なので、僕は今後、洞察力を鍛えていかないといけないですね。
4人目:Negimaさん「AIを導入する前にやるべき事」
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NegimaさんからはAIを導入する前に、ドキュメントを構造化して、情報を整理することによるAIの回答精度向上にまつわるお話をしていただきました。
話を聞いていくとタスクの定義が甘かったり、手順が明確化出来ていない部分のドキュメントを改善することで良くなったとのことで、AIに限らず、人を動かしていくときにも気をつけないといけないなと思いました。
また、AIの精度向上という文脈だけでなく、タスク設計やドキュメントの質が成果に直結する点は、日々の開発にも通じる重要な学びでした。
何よりも印象に残った嬉しいことが、今回外部で登壇することが初めてとのことで、貴重な最初の登壇場所に多摩川.devを選んで頂いてとても嬉しかったです。
5人目:Steve Aokiさん「フィールドエンジニア at 多摩川」
speakerdeck.com
Steve Aokiさんからは多摩川の食べれる野草の紹介をしていただきました。
普段何気なく見ている多摩川ですが、どんなものが生えているかと一つ解像度を上げるとより楽しめるなと感じました。
多摩川へはいつも散歩しているのですが、その際に食べられる雑草がないのかなと考えるきっかけにもなりました。
次の散歩に行くときに何かしら野草を採ってきて、食べてみようと思います。(ミントが使い勝手良さそう)
6人目:ゆずねりさん「色を視る」
speakerdeck.com
ゆずねりさんからは我々が目で知覚している色の仕組みについてのお話をしていただきました。
普段からイラレや、塗装など色を扱う場面は他の人より多い自分ですが、その仕組みについてはあまり意識してこなかったです。
RGBが光の混合で色を作り出している一方、CMYKが色の吸収により印刷物上で発色しているという違いは個人的に知識面として面白かったです。
またフィードバックタイムでなぜ黒はスライド上に写っているのかを自分が質問させていただきました。
回答として、「できる限り黒の箇所に光を当たらないようにしている。とはいえ、光は出しているので、例えばダークモードの画面を投影するとコントラストの比率で見にくくなる。」といただき、登壇時のアクセシビリティを考えるきっかけになりました。
例えばですが、黒基調のスライドでの投影はかっこいい一方で、上記の問題をはらんでいると思います。
なので、プロジェクターの原理を意識した白基調のスライドを作るように意識していこうと思いました。
7人目:松尾淳平さん「AI時代に技術記事を書き始めて起きた、私の中での小さな変化」
speakerdeck.com
松尾淳平さんからは技術記事を書いていった結果、どのような変化が起こったかについてお話しいただきました。
特に印象に残ったのが、情報をただみてわかった気になるが、学びにはなっていないとおっしゃっていた点でした。
自分自身も思い当たる節があり、カンファレンスなどでセッションを聞いて、なるほどなと思う一方で、その学びが日頃の業務で実践できるだけの血肉になっていないと常々思っていました。
こうして、当日の振り返り記事を書いているのも、学びの定着の側面だったりします。
話は変わりますが、4人目のNegimaさんと同様に今回が初の登壇とのことで、こちらもめちゃくちゃ嬉しかったです。
飛び入り1 おさないさん
note.com
飛び入り1人目のおさないさんからは、PHPカンファレンス新潟 2026のプロポーザル募集開始の宣伝をしていただきました。
自分もこのペチコン新潟には実行委員として関わっています。
また、PHPを知らない人たちにもこのお話の訴求が出来たことがとても大きいと思います。
どうしても、言語系は言語が違うと全く違う人達でコミュニティが形成されていると自分では考えていて、そこに飛び込むハードルの高さが一定あるとも考えています。
今回、中の人と面識を作ることで、参加者にとって参加のハードルを下げるきっかけにもなったと思いますし、個人的な思いとしては、カンファレンス当日に多摩川.devで会った人たちと会いたいなと思っています。
なので、皆さん!プロポーザルお願いします🙏
飛び入り2 ふりはたさん
飛び入り2人目はふりはたさんです。
「起業の科学」の本をベースとしたAIから指摘をもらって個人開発をしているというお話をしていただきました。
www.amazon.co.jp
どうしても、プロダクト志向で「どのような機能が本当に求められているのか」を考える機会は、自社開発や事業会社の環境にいないと得づらい面があると思っています。
とはいえ、そうでない環境で工夫しながら日々個人開発されているところにプロダクト思考は環境だけでなく、こうした日々の積み重ねでも十分に伸ばせるのだと気づかされました。
実際にやってみて
正直なところ、
「成立するのか?」という状態からのスタートでした。
でも、やってみると
- 初めて会う人同士が話している
- フィードバックが自然に出ている
- 次につながる会話が生まれている
という、やりたかった状態が少し見えました。
これから
まだ次回をいつやろうかは決めていません。
ただ、今回の回を終えて、初対面の人たちが楽しそうに話している場面はとてもやりがいに感じました。
次に開いたらどんな交流が生まれるだろうとワクワクしているところもあるので、もう一度やりたいなとも考えています。
もしこの記事を読んで
「ちょっと気になるな」
と思った方がいたら、ぜひ次回遊びに来てください。